2024年度に大改定。「読むだけ」から「読んで、整理して、書く」へ
2024年度第1回検定から、3級以上の問題形式がリニューアルされました。
特に大きいのがWritingです。1級・準1級・2級には英文要約が追加され、準2級にはEメール問題が加わりました。
一方、Readingでは一部の問題が整理されています。単純に問題数を増やしたのではなく、知識を問うだけの問題から、Reading → Understand → Organize → Writeという複数の力を同時に使う問題へ比重が移ったことがポイントです。
2025年度、「準2級プラス」誕生。準2級→2級の大きな壁を細分化
準2級から2級へのステップは、従来の級間より時間がかかる傾向が示されていました。
そこで2025年度に「準2級プラス」が新設されました。準2級 → 準2級プラス → 2級と、より細かな成功体験を積みながら上位級を目指せるようになったことは、学習設計上の大きな変化です。


英検はIELTS・TOEFLに近づいた? 共通するのは「統合して使う力」
英検がIELTSやTOEFLを模倣したという意味ではありません。
ただし、読むだけでなく、読んだ情報を整理する、自分の意見を理由とともに説明する、複数技能を組み合わせる――という能力の重なりは大きくなっています。
英検対策を「合格テクニック」だけで終わらせず、その先のPresentation・Interview・Discussionへつなげる意味が以前より大きくなっています。
2級要約は45~55語。「短く書く」からこそ難しい
要約で必要なのは原文を短くコピーすることではありません。Main Idea、重要なメリット・デメリット、結論や因果関係などを見抜き、「何を残し、何を捨てるか」を判断します。
具体例や重複情報を削り、原文の論理を壊さず、自分が使える英語で再構成する力が必要です。
要約の実践例:都市の自転車利用を45~55語に圧縮する
例題では、都市が自転車レーンやシェアサイクルを整備するメリットとして、汚染削減・運動・混雑地域の改善を提示。一方で、道路スペースの減少や交通ルール不足による事故という問題点も扱います。要約では、細かな具体例を削りながら「推進理由+問題点+必要な対策」の3点を残すことがポイントです。
要約の7ポイント
①段落の役割を見る
②Main Ideaを最優先
③具体例を削る
④似た内容を統合
⑤メリット・デメリットなど原文のバランスを維持
⑥自分の英語で言い換える
⑦最後にWord Count・文法・スペルを確認
日本語へ全文翻訳してから戻すより、Main Idea / Good / Bad / Resultのような短い英語メモから組み立てる方法も有効です。
2級Writingは80~100語。「難しい単語」より論理の骨格
基本は Opinion → Reason 1 → Explanation / Example → Reason 2 → Explanation / Example → Conclusion。
たとえば「高校生は学校で金融教育を学ぶべきか」というテーマなら、Daily lifeとFutureの2方向から理由を作ることができます。難語を並べるより、質問に答え、理由が重ならず、結論まで一貫していることが重要です。
30題×80~100語=2,400~3,000語。演習量を「経験値」に変える
Clematis出版の2級・準2級教材では、Essay 30題+要約トレーニング30題を用意しています。
2級Essayだけでも、30題すべてを80~100語で書けば2,400~3,000語分の英文を自分で組み立てる計算です。ただし目的は「30題終わらせる」ことではありません。さまざまな社会テーマについて、何度も自分の考えを英語にする経験を蓄積することにあります。


1題を5回使う。Write → Rewrite → Correct → Read Aloud → Speak
1回目は自分の意見を書く。
2回目は模範解答と比較して書き直す。
3回目は先生またはAIのフィードバックで文法・スペル・自然さ・論理を確認する。
4回目は完成した英文を音読する。
5回目はできるだけ原稿を見ず、自分の意見として英語で話す。
Writingの1題をSpeakingまで使い切る学習です。
「First, Second」だけで30問書かない。6つのWriting Pattern
教材では、Basic Pattern、Natural Reason Pattern、Benefits Pattern、Problem-Focused / Contrast Pattern、Concession Pattern、Conditional Agreement Patternの6種類を扱います。
「賛成。理由は2つ」だけでなく、「反対意見も理解できるが私はこう考える」「基本的には賛成だが条件がある」といった、より柔軟な論理表現へ広げます。
実例:「AIを英語学習に使うべき?」を97語で考える
2級教材には “Using AI Tools to Study English” というテーマがあります。
POINTSは Efficiency / Mistakes / Motivation。模範解答は97語で、AIの効率性だけでなく、誤情報の可能性にも触れます。
ここで学ぶのはAIという単語ではなく、「賛成する→理由を説明する→リスクも認める→自分の結論を出す」という思考の組み立て方です。
準1級まで段階的に展開。そして1級レベルへ
Clematis出版では、英検対策教材を準1級まで段階的に展開しています。
さらに1級についても、より高度な語彙、長い英文の要約、社会的テーマに対する意見論述など、最高位の英語運用力に対応する教材体系を整えています。
級ごとに教材を切り離すのではなく、「英語で考え、書き、伝える力」を上位級へ連続させる設計です。
紙に鉛筆で書く。でも2027年1月からはアプリでも。
紙に80~100語を書く。消す。語順を直す。もう一度書く。このプロセスは残します。
一方で、Clematis International School・TAKE CEBUでは、オリジナル教材を使った学習をオフライン/オンラインの双方で実施。
さらに2027年1月には英語学習アプリケーションをローンチ予定です。
紙で書く × 先生から学ぶ × オンラインでつながる × アプリで反復する
――それぞれの良さを組み合わせた学習環境へ進みます。


なぜClematis × TAKE CEBUで学ぶのが強いのか?
問題を解いて答え合わせをして終わらないからです。
教材では、自分の意見を考え、書き、模範解答と比較し、先生やAIからフィードバックを受け、語彙・表現を増やし、最終回答を完成させます。
さらに音読・暗唱・Speakingへ。英検合格を目指しながら、Writingで身につけた力をPresentation・Interview・Discussion・Debateへつなげることを目指します。
合格はゴールではなく、成長の一つの証
級が上がる。CSEスコアが伸びる。合格する。それは大切な成功体験です。
同時に、試験の日だけで終わらない英語を育てたい。一つのテーマについて考え、自分の意見を持ち、理由を考え、英語で書き、直し、声に出し、最後には自分の言葉として話せるようになる。
その積み重ねを、次の級、さらにその先の英語力へつなげていきます。
Write your ideas. Think in English. Express yourself.
これはClematisの教材表紙に掲げている言葉です。
「自分で考える。英語で組み立てる。そして、自分の言葉として伝える。」
英検合格という一つひとつの達成を自信に変え、試験のために学んだ英語を、将来本当に使える英語へつなげる。
それがClematis × TAKE CEBUが目指す英検学習です。
記事内ミニ実践:2026–27年に練習したい10テーマ
AI学習/金融教育/オンライン授業/公共交通/ボランティア/在宅勤務/スマートフォン利用/翻訳アプリ/プラスチック包装削減/海外留学。
『このテーマが出る』という予想暗記ではなく、各テーマについてYES・NO双方の理由を考え、どんな問題にも対応できる思考の引き出しを増やします。
受験・利用情報まとめ
受験・学習情報(2026年10月時点)
| 主な対象 | 英検Jr.から1級まで。年齢ではなく、現在の英語力と次の目標に合わせて段階的に挑戦 |
| 2024年度の大きな変更 | 1級・準1級・2級に英文要約を追加。準2級にEメール問題を追加。3級のWritingも2題構成へ |
| 2025年度の大きな変更 | 準2級と2級の間に「準2級プラス」を新設 |
| 2級・英文要約 | 45~55語。長文からMain Idea・重要情報・論理関係を残して圧縮する |
| 2級・意見論述 | 80~100語。Opinion → Reason 1 → Explanation → Reason 2 → Explanation → Conclusionを基本に練習 |
| Clematis教材 | 英検対策教材を準1級まで段階的に展開。1級についても、高度な語彙・要約・意見論述に対応する教材体系を整えている |
| 2級・準2級教材の演習量 | Essay 30題+要約トレーニング30題。2級Essayを30題書けば、80~100語×30題=2,400~3,000語分の英文を自分で組み立てる経験になる |
| 学習方法 | Write → Rewrite → Correct → Read Aloud → Speak。1題を「書いて終わり」にせずSpeakingまで使う |
| Writing Pattern | Basic / Natural Reason / Benefits / Problem-Focused・Contrast / Concession / Conditional Agreement の6パターン |
| 学習環境 | Clematis International School・TAKE CEBUでオフライン/オンライン双方に対応 |
| アプリ | 英語学習アプリケーションを2027年1月ローンチ予定。紙・授業・オンライン・アプリを組み合わせた学習へ |
本記事は2026年10月時点の情報をもとに構成。試験形式・実施方法等は変更される場合があるため、受験前に日本英語検定協会の最新情報を確認する。『英検®』は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標。Clematisのオリジナル教材は同協会の承認・推奨その他の検討を受けたものではない。
出典:日本英語検定協会公式 – https://www.eiken.or.jp/eiken/
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